🏯 四万十市・中村城（為松城）と為松公園の歴史と魅力【高知観光ガイドタクシー】

🏯 中村城の歴史

高知県四万十市にある中村城は、別名「為松城（ためまつじょう）」とも呼ばれ、応仁の乱を避けて中村に下向した前関白・一条教房の家臣、為松氏が築城したと伝えられます。
その後、一条氏の居城として栄え、京都を模した碁盤の目状の街路が整備されたことから、中村は「土佐の小京都」と呼ばれるようになりました。

一条氏滅亡後は長宗我部氏、さらに関ヶ原の戦い後には山内一豊の弟・康豊が城主となりましたが、1615年の「一国一城令」により廃城となりました。
現在では石垣や土塁などの一部が遺構として残っており、1965年には山内氏時代に修築されたとされる高石垣が発見されています。

中村城跡は現在「為松公園」として整備され、市民の憩いの場として親しまれています。
特に春には園内が桜で彩られ、四万十川の流れと相まって見事な景観を楽しむことができます。地元では花見の名所として広く知られ、多くの観光客が訪れます。

公園内には模擬天守を利用した「四万十市立郷土博物館」があり、四万十市の自然や歴史、文化に関する資料が展示されています。
最上階の展望台からは、市街地や四万十川の雄大な流れを一望することができ、観光客に人気のスポットです。

かつて一条氏の館があった場所には、「一條神社」が建立され、一条家の歴史を今に伝えています。
また、公園の周辺には四万十川沿いの自然や郷土料理店が点在し、歴史散策とともに四万十の食文化も楽しむことができます。

※地図を拡大して目的地を入力すると、ナビとしてご利用いただけます。

Q. 中村城跡には本物の天守は残っていますか？
A. 現在の天守は模擬天守であり、内部は郷土博物館として利用されています。

Q. 為松公園はいつが見頃ですか？
A. 春の桜の時期（3月下旬〜4月上旬）が特に人気です。

Q. 駐車場はありますか？
A. 公園周辺に駐車場が整備されていますが、花見シーズンは混雑するためご注意ください。