🌸モネの庭マルモッタン|高知・北川村で出会う“光の画家”の理想郷【高知観光ガイドタクシー】
🎨 モネの絵の中を歩く──北川村「モネの庭」マルモッタン
高知県東部、安芸郡北川村の静かな山あいに広がる「モネの庭マルモッタン」は、フランス・ジヴェルニーにあるモネの自邸と庭を忠実に再現した、世界でただ二つの“モネの庭”のひとつです。
色とりどりの花々、青い睡蓮の水面、藤棚や太鼓橋、そして山海の光が織りなす幻想的な風景──まさに「モネの絵画の中を歩く」ような感覚に包まれます。
🌼 モネとジヴェルニーの庭 ― 光と水の芸術
印象派の巨匠クロード・モネ(1840-1926)は、43歳でフランス北部のジヴェルニーに移り住み、自ら理想の庭を造り上げました。
草花や水辺をキャンバスのように配し、光と影の変化を描く「生きた芸術」として完成させたのです。日本の浮世絵にも深い感銘を受け、藤棚や太鼓橋など“和”のモチーフを取り入れたことでも知られます。
この精神を受け継ぎ、北川村「モネの庭」マルモッタンはフランス・モネ財団の正式監修のもと、2000年に開園しました。ジヴェルニー以外でこの名称が認められた唯一の場所として、今も世界中のモネ愛好家を惹きつけています。
💧 三つの庭が織りなす美しき風景
- 花の庭: 春のチューリップ、夏のバラや宿根草、秋のコスモスが彩る“パレットの庭”。花の色と香りが季節ごとに移り変わります。
- 水の庭: 太鼓橋と藤棚、そして青い睡蓮が揺らめく池。午前の光を浴びて花が開き、水面が鏡のように輝く光景は圧巻です。
- ボルディゲラの庭: モネが地中海を旅して描いた風景を再現。オリーブやソテツ、ヤシが並び、南仏の香りを漂わせます。
また、園内にはギャラリーやカフェ、ショップも併設されており、モネの絵をモチーフにしたスイーツやグッズも人気を博しています。
🌸 四季の移ろいと“青い睡蓮”の奇跡
モネの庭の象徴「青い睡蓮」は、7月から10月にかけて見頃を迎えます。
午前10時ごろから花が開き始め、午後には静かに閉じる──そのはかなき生命のリズムは、まさに光と時間の芸術。
また、春には2万本のチューリップが丘を染め、秋は紅葉とコスモスが庭を包みます。
冬には一時休園し、職人たちが丁寧に翌春の花の準備を行います。
さらに、夏には“幸せを呼ぶ青い蜂・ブルービー”が姿を見せることもあり、訪れた人々を驚かせます。
🕊️ 北川村に息づく情熱と挑戦の物語
かつて北川村は工業団地誘致を模索していた時期がありました。しかし、村の未来を「文化と自然」に託す決断を下し、モネの庭を再現するという奇跡の挑戦へと舵を切りました。
モネ財団から正式に「モネの庭」の名称を授与されたのは、1999年。幾多の困難を乗り越え、2000年に開園の運びとなりました。
今では環境保全・教育活動にも力を注ぎ、農薬を使わない庭づくりや地域連携の模範として高く評価されています。
この庭は、モネの芸術を再現しただけではなく、“地域の心が育んだ芸術”でもあるのです。
※地図を拡大して目的地を入力すると、ナビとしてご利用いただけます。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 睡蓮はいつが見頃ですか?
A. 7月〜9月中旬が最も美しい時期です。午前10時〜14時ごろが特におすすめです。
Q2. 開園時間は?
A. 9:00〜17:00(最終入園16:30)。6〜10月の第1水曜と12〜2月は休園です。
Q3. 駐車場はありますか?
A. 無料駐車場あり(普通車約100台・大型バス6台)。
Q4. アクセス方法を教えてください。
A. 南国ICより約70分/奈半利駅から北川村バスで約10分です。
Q5. 混雑を避けるには?
A. 午前中の早い時間帯が比較的空いており、写真撮影にも最適です。
コメント
コメントを投稿